トヨタ未来スクール_カーボンニュートラル実験教室を開催しました!

commonにて「STOP地球温暖化!カーボンニュートラル実験教室」を開催しました。

 

実験教室では世界全体の目標である「カーボンニュートラル」実現に向けた取り組みについて映像や実験、カードゲームなどをしながら体験的に学習しました。

 

 

授業の前半では温暖化に関するクイズや映像と、街の乗り物や施設を入れ替えていくマップシートを使って学習しました。 

 

すぐに取り組めること、環境が整わないと取り組めないことなど、二酸化炭素排出量を抑え吸収量を増やすためにはどんなことが必要なのかを段階的に学んでいきました。 

 

また、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギーの一つとして注目されている水素について、水素発生の演示実験とミニカーの走行実験を行いました。 

 

実際にミニカーが水素エネルギーを用いて走行する様子を観察し、マップシートで乗り物や施設を徐々に入れ替えていくことで、水素が活躍する状況を具体的に理解することが出来ました。 

実験の後半では、学んだ内容を更に深めるために、二酸化炭素を倒すカードゲームに2~3人1組のチームで挑戦しました。 

 

ゲームの中では環境に関する様々取り組みが「必殺技カード」として登場しました。それらを用いて街中の二酸化炭素を倒しながら、みんなでカーボンニュートラルに向けて取り組める具体的なアクションを学んでいきます。 

 

ゲーム性があることで、自分達がクリアするためにはどうすればいいのかを主体的に考え学びを深められる機会となりました。 

 

実際に参加した子どもたちからは 

 

「カードゲームで二酸化炭素を倒していくのが本当のゲームみたいで楽しかった」 

「カーボンニュートラルや水素という言葉は聞いたことがあったけど、実験で実際に見るのは初めてだったのでおもしろかった」 

「街の中でごみをポイ捨てしたりしないように気を付けたい。ちょっとずつ気を付けることが温暖化の対策にもなると思う」 

 

などの感想をいただきました。 

今回の実験教室を通して、環境問題について考えることは「自分がよければそれでよい」という考え方を見直し、人間やそれ以外の多種多様な生物、そして地球という自分以外の他者(環境)へ目を向けるきっかけになるのではないかと感じました。 

 

発達途中の子どもにとって、地球温暖化やカーボンニュートラルなど地球規模の問題について一から想像し、解決策や取り組みについて議論したり考えることは想像以上に難しいことです。 

 

今回のような具体的でイメージしやすい教材やきっかけがあることで、子どもの環境に対する活動への理解度はより深まるのではないかと感じました。 

 

子どもたちには環境活動を通して、他者への配慮や思いやりの姿勢を育み、大切にしていけるようになってほしいなと思います。 

 

ご参加いただいた皆様、トヨタ未来スクールさん、この度はありがとうございました。 

 

アフタースクールcommon施設長 

吉田 諒